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執筆者の写真月吉野 若林醸造

月吉野秋上がりの会2023を終えて

9/23土曜日、ようやく涼しくなってきた陽気の中、無事秋上がりの会を開催することができました。

ご参加頂きました皆様、誠にありがとうございました。


今回は、火入れの日本酒を中心に、燗酒と冷酒の呑み比べをして頂きました。

今回提供した日本酒リストはこちら↓


つきよしの 真(山田錦39 純米大吟醸)

つきよしの 白(美山錦49 純米大吟醸)

つきよしの 空(美山錦55 純米吟醸)

つきよしの 緑(山恵錦55 純米吟醸)

つきよしの 桜(ひとごこち59 特別純米)

つきよしの 赤(ひとごこち70 辛口純米)

つきよしの 萌黄(ひとごこち70 山廃純米)

月吉野 本醸造(ひとごこち59 本醸造)


この中で、桜・萌黄に搾って温度違いでの飲み比べをして頂きました。

桜は40度、萌黄は50度で燗をつけてみました。

普段あまり燗酒を飲まないと言っていた方にも、温度の違いでこんなに味が変わるのかと驚いてもらえました。

最後は本醸造を、50度のお燗酒で提供。

こちらのお酒は、若林家の晩酌酒として秋~冬に大活躍のお酒でした。






酒の会での人気銘柄は、こちらの2銘柄でした。




つきよしの 白は、冷酒でくいっと飲む香り華やかな味わい。

つきよしの 桜は、ぬる燗がおススメ。キノコ料理や天ぷらとも合います。



また、今回は終盤に質問コーナーを設け、なんでも聞いてください!と丸投げしてみました。

さすが日本酒好きな方々なだけあって、濃い質問をいくつかいただくことができました。


・精米歩合を低くして磨いた日本酒が多かったが、最近は歩合を高くして磨かない米を使った日本酒もでている。それについてどう思うか。

・酒米はどこまで磨けるのか?

※当日話に出た、精米歩合1%の日本酒についてはこちら

・両者の味の違いについてどう思うか。


といった質問もありました。

こういったやりとりを通じて得た内容を酒造りに活かしていけるので、とても貴重な時間でした。ありがとうございました。



その週はイベントが多く、普段飲んでくれている方々とお話しする機会が多かったのですが、中でも好評を得ていたのが、「つきよしの 緑」でした。

秋上がりという名に相応しい良い熟成を遂げ、新酒のころより味わいに丸みがあり、綺麗な酸味を兼ね備えた酒になりました。

冷酒での人気が高く、9月中の出荷依頼が多くなり、完売御礼となりました。

嬉しいことに、来期は増産の予定です。




さて、9月がまもなく終わり、10月がやってきます。

若林醸造の酒造りも、間もなく始まります・・・!



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