新米新酒の仕込み
- 月吉野 若林醸造

- 10月17日
- 読了時間: 2分
先週から、新米での仕込みが始まりました。

今季は冷蔵設備があるため9月から酒造りを始め、新米が入ってくるまでは昨年度産の酒米で仕込みを行いました。
そして先週、古米で仕込んだ酒の初搾りをしたところです。

ちなみに、新酒とは、新米で仕込んだ醸造年度内(7月〜翌6月)に造られた新しいお酒のことを指すそうです。(出典:日本酒造組合中央会)
酒屋さんたちは、各蔵の新酒第一弾を利き酒して、「今年はここの蔵はいいぞ」とか「今年の酒の味わいの傾向はこんな感じかな?」など判断するそうなので、最初に発売する商品へのプレッシャーは半端ではありません。
毎年胃が痛いです。
そんな風に造られるつきよしのの新酒ですが、取り扱い店の皆様へのご案内は、11月下旬頃になります。
とはいえ今年の酒造りの第一号の仕込みのお酒を、是非お披露目したい!ということで、店舗とオンラインショップ限定で「つきよしの 桜 初しぼり」を発売します。
一足早く新酒の気分を味わいたい方は、是非ご検討くださいませ。
話は変わりますが、私たちは、毎年何か新しいことにチャレンジすると決めております。
昨年は、
①原料全てを長野県産にする
②新商品を作る
③蔵見学を復活する
の3つを掲げました。
兵庫県から買っていた山田錦は、県内の農家さんに作ってもらえるようになり、「つきよしの 紫」という商品を新たに加え、蔵見学は利き酒体験とセットでこの秋からご案内をするようになりました。
全て達成したところで、106期の目標を立てます!
①原点回帰
②商品の価値を高める
③蔵や地域の魅力を伝えるイベントをする
内容については、追々ブログで綴っていきたいと思います。
2026年は、若林醸造の創業130周年であり、私個人としては杜氏になって10年目の年であります。
今朝の信濃毎日新聞の記事にもありました通り、初心にかえり美味しいお酒を造れるよう、努力を続けます!


