※このブログは商品記載のQRコードから読む事もできますので、商品と酒蔵の紹介を目的としたブログとなります。
ご購入頂きまして、ありがとうございます。
長野県上田市中野で日本酒を製造しております、若林醸造です。
私は杜氏の若林真実と申しまして、この蔵で生まれ育ちました。
大学卒業後婦人服のアパレルメーカーへ就職し、2013年に地元へ戻って参りました。
3年間他所の蔵で酒造りを学び、2016年から杜氏として月吉野を醸しています。
2023年度は杜氏として8年目の造りとなります。
まず、商品の紹介を少しさせて頂きます。
穏やかな吟醸香と甘い口当たりのこのお酒。
【純米吟醸酒】という、59%まで磨いた酒米で低温発酵させたものになります。
標高600m以上ある上田市の武石地域で栽培した【山恵錦】という、長野県が開発した新しい酒米を使って、丁寧に造りました。
2023年12月末に仕込み、3度〜5度という蔵の中でその寒さにさらされながら毎日こつこつと発酵を続け、2024年1月末に搾った酒です。
アルコール 15%
日本酒度 -5
酸度 1.5
という成分値の、やや甘めのお酒に仕上げました。
続いて、酒蔵の紹介をさせて頂きます。
若林醸造は上田市中野の塩田平という場所で、明治29年に酒造業を始めました。
銘柄は【月吉野(つきよしの)】といい、主に長野県内で販売をしています。
塩田平は別所温泉から4キロ程の距離にあり、降水量が少なく粘土質な土壌を持つことから、ため池の多い田園地帯として知られています。
また、近くに生島足島神社、北向観音を始めとした寺社仏閣が多く、信州の鎌倉、信州の学海としても有名です。
当社公式サイトの「四季の風景」ページに、蔵周辺の写真を載せているので、是非ご覧になってみてください。
田舎風景が伝わるかと思います。
商品のデザインは、蔵の最寄駅の上田電鉄別所線中野駅と丸窓列車をイメージして作りました。
BE12は、上田駅から数えて12個目の別所線の駅を意味します。
上田から別所温泉を繋ぐ別所線に乗って、塩田地域や別所地域を散策してみて欲しいという願いを込めて、この商品を作りました。
このお酒を手に取られた方は、是非とも、塩田平までお越しくださいませ。
追記:
商品を眺めながら、気づいてしまった事があります。
中野駅の表示にある「BE12」は、上田駅から12番目の駅という意味だと思うのですが、
ラベルの真ん中の「From Bessho Onsen to Ueda via Nakano St.」という表記だと、逆ですね…。(訳:別所温泉から中野駅を経由して上田へ)
Opmerkingen