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R6BY皆造(かいぞう)しました

5月の17日、最後の醪を搾って今季の酒造りを終えました。


本来ならその日にブログに書き残したかったのですが、新酒会、搾った酒の瓶詰め、YOMOYAMA NAGANO東京会場、仙台出張、蔵の片付け、来季の計画と立て込んでしまい、今になってしまいました。



R6BYは前年よりも増産をし、仕込み本数を増やすことができました。

酒造りの方にもやっと人を回してもらえるようになり、(今まではジュース製造の方に人足をもっていかれていた)、私や夫は少し余裕を持たせてもらえた冬でした。


ただ、土日を休みにする酒造りは本当に難しく、醪のコントロールに大変苦労しました。

以前だったら「あ、大晦日だけど搾らなきゃ!」となっても苦労なくできましたが、今は子どもがいますし、以前より仕込み本数が増えたので、平日忙しい分しっかり休息を取る(or平日にできなかったことを土日にやる)という意味で、土日に作業をしないようにしました。


平日に添仕込みや上槽ができるよう、うまく発酵をコントロールする…という、まさに杜氏さんの技術が試される場面を、綺麗に着地できるわけもなく、力技でなんとか乗り越えてきました。

ここは経験を積むしかないので、今後も頑張っていきたいです。自分のためにも、従業員のためにも。



今季特に印象に残っている造りは、

6月発売予定の「つきよしの 萌黄 無濾過生原酒」

そして最高級酒である「つきよしの 真」

の4つです。



「つきよしの 緑」は、上田市産の山恵錦を使った純米吟醸で、今年から爽やかな果実の様な香りのする酵母に変更をしました。

事前情報では、総じて今年の酒米は「溶けにくい」という情報でしたので、それに対応した造りで始めたつもりが、よく溶ける溶ける。。。

前半で慌てましたが、経過は良く、想定より甘めに仕上がりました。

酸味も程よく出たので、昨年よりは個性のはっきりとした酒になったかと思います。



「つきよしの 紫」は、長野県佐久市産の山田錦を使った純米吟醸で、今季の新商品です。

初めて使う米で仕込んだため、麹の力価を分析して複数のサンプルから選んで本仕込みをしました。

当初は辛口の純米吟醸を造る予定でしたが、毎日官能検査をしていると、「今くらいが美味しいのでは?」と感じるようになり、結局0付近で止めて上槽することに決めました。

結果的には、バランスの良い王道の純米吟醸に仕上がりました。

山田錦という酒米の素晴らしさを、改めて感じた1本でした。

こちらは生原酒と同じロットで少しですが火入れを作りました。蔵元限定で購入できますので、是非チェックしてみてください。



次回のブログは、「つきよしの 萌黄」について書きたいと思います。

このお酒は、語るべき内容の濃いお酒でした…。


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