2016年に杜氏になってから、「毎年新しいことに挑戦する」と決めて毎年チャレンジを続けています。
今期の新しい試みは3つあります。
1つめは、原料の全てを長野県産とすること。
「つきよしの 真」という当社の最高級商品は、今まで兵庫県産の山田錦を使用していました。昨年全国新酒鑑評会で金賞を受賞できたので、今年度からは長野県産の山田錦を使用することにしました。
運が良いことに、現在お取引のある農家さんが山田錦を作ることになり、タイミングバッチリだったのでお願いすることにしました。
毎年高品質の酒米を作ってくださる方なので、安心です。
2つめは、「つきよしの 紫」という新商品を作ること。
先に述べた山田錦を使って、純米吟醸酒を作ります。
秋〜冬まで割と甘めの純米吟醸酒を造っておりますが、春先は少し甘みを減らした純米吟醸が欲しい!と思い、旨口〜やや辛口のお酒を造ります。
現在発酵中で、こちらは生原酒として4月に発売する予定です。
感触はとても良く、よく溶けて元気に発酵しているため、美味しいお酒になってくれることでしょう。
3つめは、蔵見学の復活です。
コロナ禍で中止になってしまった酒蔵見学ですが、その後も復活せず現在に至ります。
旅行の需要が戻ってきたのに加えインバウンドが増え、蔵見学の問い合わせも増えておりましたため、春頃から復活しようかと考えています。
蔵見学、というより母屋での試飲をメインにしようと考えており、オプションで蔵見学も付ける予定です。
若林醸造では日本酒のほかに果物ジュースも作っているので、どちらか選んで飲み比べを楽しめるようなプランにします。
ただの試飲ではなく、造り手(杜氏か頭)と対話形式の予定ですので、それぞれの商品への想いも伝えられるような場にできればなあと思います。
こちらの飲み比べ体験は、月吉野新酒会2025に応募をしてくださった方の中から、抽選時に抽選から外れてしまった方へ優先的にご案内する予定です。
3つの新しい挑戦、頑張ります!
新酒会についてですが、3/1から参加予約を受け付けます。
店員に達した場合は、抽選で参加者を決めることとなります(抽選は専用のアプリで無作為に行います)。
先着ではなく3/16までが受付期間ですので、是非お申込みくださいませ。