2025年を振り返って。
- 月吉野 若林醸造

- 2025年12月26日
- 読了時間: 4分
今年も残すところあと僅かとなりました。
毎年年末に行う、1年の振り返りを今回もしていきたいと思います。
さて、2025年はどんな年だったでしょうか。
(この記事は、杜氏の個人的な意見です)
2.大きな設備投資、「仕込み蔵の冷蔵庫化」
3.新商品「つきよしの 紫 純米吟醸酒」の製造
4.新しく「利き酒体験」サービスを創設&蔵見学の復活
5.あれ、外に出ていない
まずは、毎年春に行われる全国新酒鑑評会での金賞受賞!
なんと、2年連続の受賞でした。
杜氏になって10年、やっと技術が評価されるようになり、大変嬉しい限りです。
今年は多くのお客様に、金賞受賞酒を飲んでいただきました。
「やっぱり美味しい」というお言葉をもらえることが、何よりの励みになります。
しかし、来年以降がさらにプレッシャーになりました…。
連続で受賞していると、今度は途切れることが怖くなります。
2つめは、仕込み蔵の冷蔵化です。
酒造りが終わってからは、このことにかかりっきりでした。
国の補助金を使わずに設備投資をしたおかげで、色んなことを考えるきっかけにもなり、現状や今後の経営戦略についても細かく確認することができました。
10月から冷蔵庫を稼働して酒造りしていますが、冷蔵庫内の気温安定の素晴らしさに感動しています。
醪のコントロールがしやすいのはもちろん、立てた製造計画が予定通りに進むありがたさを、しみじみ感じています。
その上、中が一定の温度で保たれているため、寒い冬の時期は逆に冷蔵庫の中は寒くなく、人間の体にも優しいことが判明。
醪にも蔵人にも効果のある、設備投資ができました。
3つめは、「つきよしの 紫 純米吟醸酒」という新しい商品の製造をしたこと。
こちらは、出品酒の原料を長野県産の山田錦に変更したことで、原料の確保に余裕ができたことから生まれた商品です。
バランスの良い、甘さとまろやかさのある純米吟醸酒。
ロット違いで2種類仕込み、どちらが良いか検討しましたが、結局両方甲乙つけ難いということになり、今年度も2種類仕込む事になりました!めでたく通年商品に格上げです。
4つめは、新しいサービスを始めた事。
コロナ禍以降休止していた蔵見学を、「利き酒体験」という形にして復活させました。
こちらのサービスは、メインは日本酒の利き酒で、蔵見学はオプションで選択可能です。
色んなお客様にご利用いただく中で、「日本酒ってこんなに味わいが違うんだ」「ゆっくり利き酒する機会がないから楽しい」といったお声をいただき、日本酒を造る意味とかモチベーションを省みることのできる、私にとっても貴重な機会となっています。
酒造期は月に1回しか開催できておりませんが、春になってもう少し落ち着いたら回数を増やしていきたいです。
5つめは、このブログを書いていて気づきましたが、全然外に出ていないこと…
今年は、色々あって会社から外に出る機会があまりなく、新しい情報や刺激が足りてないなぁと反省しています。
その結果ネタも少なく、ブログもあまり書けませんでした。
来年は外に出る機会を増やして、刺激をたくさん受けてきたいと思います。
来年からは、長らく温めてきた「月吉野会員制度」が始まります。
サイト会員の方には既にご案内をしましたが、1月10日から新規会員募集を開始いたします。
会員制度を作った目的は、「つきよしのを応援してくださる方々との交流がしたい!」という想いからです。直接感謝を伝える場所を作りたかったのと、地元塩田平の魅力や私たちの造る渾身の一本をお届けしたく、3種類のコースをご用意いたしました。
イベントの他にも、純米大吟醸や会員限定商品、新しい蔵元グッズなど、現在鋭意制作中です!
満足のいく体験を提供できるよう、しっかり計画して参ります。
ご興味のある方は、是非ご検討くださいませ。
長くなりましたが、本年も大変お世話になりました。
来年もどうぞ、よろしくお願いいたします!

