令和5年度の酒造りが終了しました。
(全てのお酒を搾り終わることを、「皆造」といいます。)
昨年より醸造期を3週間ほど短縮し、甘酒の麹造りまで含め製造作業は全て終了しました。
あとは蔵の中や道具を全て清掃し、次の造りに備えます。
振り返ると、今年の造りでは大きな事件もなく順調に進み、無事に終わることができました。
原料米については、昨今の夏の猛暑による「高温障害」により、米が醪の液中に溶けにくくなるという問題が発生し、品種によっては酒粕が多くでてしまったりもしました。
私たちのお酒に限っていうと、「ひとごこち」や「山恵錦」はあまり悩みませんでしたが、もともと硬くて溶けにくい「美山錦」については本当に溶けず、生産量が例年より少なくなってしまいました。
夏が暑い状況はこれから先改善されることはなさそうなので、原料米の選択も考えなければなぁと思っています。
ゴールデンウィークが過ぎた頃、MOONBLOOMの受賞報告を兼ねて、上田市長に表敬訪問をして参りました。
右側が上田市長と、受賞したMoonbloom Junmaidaiginjo Sake.
左側が北沢産業振興部長と、受賞酒と同スペックの「つきよしの 白」。
写真は市役所にいる高校時代の同期が撮ってくれました。
Double Gold Medal(最高賞) の証明書↓
市役所の方々のお陰でプレス関係者も多く来て下さり、にぎやかな表敬訪問となりました。
つきよしののファンの方はもちろん、地元の人に喜んでもらえたり話題にしてもらえるのは、とても嬉しい事でした。
透析に通っている父も、病院の職員の方に「おめでとうございます」と声をかけられたそうですが、最初は何のことだかわからず「?」顔をしてしまったそうです(社長なのに)。
さて、今週は
5/15のYOMOYAMA NAGANO東京会場と、
5/18の月吉野新酒会と
2つのビッグイベントがあり、とても忙しいです。
特に新酒会については、母の気合の入れ込み具合が凄まじく、5月の上旬から既にあれこれ準備をしております。
東京のイベントには、「つきよしの」の空、緑、赤と、新商品である萌黄の生原酒を持っていきます。
この生原酒については、大変な苦労話がありますので、新酒会でお披露目(?)したいと思います。
内容は新酒会の後日談と共に、ブログでもご紹介させてください。
【6月のイベントについて】
6月1日 令和6年度 アマチュア利き酒選手権 上田支部予選会(長野県上田市)
6月19日 おおつき酒店試飲会(長野県松本市)
の2つに参加しますので、よろしくお願いします。
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