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執筆者の写真月吉野 若林醸造

梅雨の塩田平

蔵のあるここ塩田平でも毎日雨が降っており、梅雨シーズン真っ只中です。

朝晩は比較的涼しいですが、日中は30度近くになる日もあります。



梅雨、と聞くと思い浮かぶのが『紫陽花』です。

東京に住んでいた頃は、6月になると神奈川県の鎌倉へ行き、長谷寺など紫陽花の有名なお寺を巡ったりしていました。

塩田平も信州の鎌倉と呼ばれる程、その時代に建てられた寺社仏閣が多くあります。

鎌倉同様、紫陽花の名所もあります。


💠塩田平あじさい小道



長野県魅力発信ブログ(運営元:長野県)に、昨年の様子が掲載されています→https://blog.nagano-ken.jp/josho/info/61038.html


満開はおそらく7月中頃でしょうか。


私は青系の紫陽花が好きなのですが、花の色は土の成分で決まるそうです。

青色系→酸性の土壌

桃色系→アルカリ性の土壌

白の紫陽花は、どこに植えても白くなるらしいです。



6月といえば、ツバメの時期でもありますね。

若林醸造では今年もツバメが営巣しています。




今年は卵が5個。

雛も5羽孵りました。





もうすぐ巣立ちそうです。

毎日じっと眺めているので、警戒されなくなりました。





蔵の方はというと、本来であれば今は閑散期で製造関係は休止して、メンテナンスや掃除などをしている時期になります。

が、

有難い事に甘酒のお求めが昨年より多く、冬の間に作った麹が足りなくなってしまったとのこと。

急遽、甘酒用の麹造りをしています。




↑長野県産美山錦59%精白米です。


麹は部屋の温度を30度〜35度に保った状態で、約3日かけて造ります。

冬に比べて温度管理はしやすいものの、とにかく汗だく。あと、この時期湿気が多いので乾燥させるのが難しいです。

基本自然条件に任せて製造しますが、条件的に不利な部分は、機械と知恵で乗り切って造ります。




コロナの感染者数が減ってきている為、世の中がコロナ前の日常に少しずつ戻ってきているような気がします。

御開帳の影響で、長野県へいらっしゃる方も多いみたいです。(地元別所温泉へのお客様もたくさん!)

日本酒の需要も少しずつ戻ってきているので、今年の冬はどれくらい製造するかを今から計画中です。



こうも蒸し暑いとビールやサワーを飲みたくなりますが、冷えた日本酒も是非お楽しみくださいませ。







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