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執筆者の写真月吉野 若林醸造

月吉野新酒会2023を終えて。

2023年5月27日土曜日、17時から45名にて開催致しました。

お越し頂きました方々、誠にありがとうございました。


今年度は皆造(その年の日本酒を全て搾り終える事)が遅かったことから、例年より1週間後ろ倒しにしての開催でした。


ご参加いただいた皆様、楽しんで頂けたでしょうか。

その晩に開けた一升瓶の量からして、間違いなく楽しまれたことと推察致します。


家族全員で精いっぱいおもてなしをしたつもりですが、至らぬ点がありましたらご容赦くださいますと幸いです。



当日提供した飲料は、下記になります。


つきよしの 真(国税局酒類鑑評会優秀賞受賞酒)

つきよしの 白

つきよしの 空 無濾過生原酒

つきよしの 緑 無濾過生原酒

つきよしの 桜 無濾過生原酒

つきよしの 空 火入

つきよしの 緑 火入

つきよしの 桜 火入

つきよしの 赤 火入

つきよしの 萌黄 火入

つきよしの 純米酒

月吉野 本醸造

月吉野 普通酒


Special> 

月吉野 熟成大吟醸 7年古酒

つきよしの 萌黄 無濾過生原酒

 

長野県産手搾りリンゴジュース (ふじ)

和らぎ水


アサヒ生ビール(←!?)



上から順番に消費が多かったですが、「月吉野 本醸造」(白地に月吉野のラベル)が意外とたくさん飲まれていました。

こちらは「真田伝来 かくし酒」という銘柄で、主に別所温泉の旅館や市内お土産屋さんなどで販売されている商品です。


一見さん同士が仲良くなっていたり、席を移動し膝を交えて話している様子を見ることができ、まるでコロナ前の宴会を見ているようでした。

たくさんの笑顔と、皆様の酒豪具合と、遠慮のない物言い(熱燗が飲みたいだの、温度違いで飲み比べたいなどなど笑)を久しぶりに見ることができ、本当は一人一人回ってお話するべきかなとも思ったのですが、会話があまりに楽しそうでしたので、割って入るのを遠慮した次第です。


人と人を繋ぐようなお酒を造りたかった私にとって、その光景は本当に嬉しく、日本酒を造っていて良かったなぁを改めて思いました。



当日お話しようと思っていた内容を、一部ここに書きとめます。

 

前回の酒の会は、2019年11月の「できたての会」が最後。

2020年春の新酒会を企画した矢先に、新型コロナウイルスの感染拡大が起こり、約4年間酒の会の中止を余儀なくされました。


その4年の間に起った事…

コロナ渦によって生活習慣が変わり、日本酒によるコミュニケーションの場を制限されてしまったことで、需要も当然落ち込み、酒屋や日本酒の醸造を廃業する方もいらっしゃいました。M&Aによって蔵を売却もしくは統廃合する酒蔵も増えました。

大人数で宴会なんて、もうできなくなってしまうのかなぁと思ったりもしました。


なんとなく暗い雰囲気の中、このままではいけないと思い、色々チャレンジしていました。


2020年春、つきよしの 赤(辛口純米)を販売開始。

地元塩田平の圃場で、農薬を使わずに育てた「ひとごこち」で+10以上まで発酵させた、超辛口の純米酒です。


2020年冬、アメリカ向けの日本酒「MoonBloom Sake」を開始。

3年ほど準備をしてきたにも関わらず、やっとアメリカへ運んだ矢先にコロナによるロックダウンが発生。どん底からのスタートでした。


2021年夏、小売店舗の改装と、清酒ラベルのデザインを一新しました。

そしてその秋から、新ラベルにてつきよしのを販売開始。

(この年の造りの最中に妊娠が分かり、中々大変な冬を過ごしました。翌年の夏、無事出産しました!)


2022年春、新酒鑑評会にて純米大吟醸(つきよしの 真)が初入賞。

初めて公式に評価を頂けて、とても嬉しかったです。


そして、

2022年秋、関東信越国税局酒類鑑評会にて、つきよしの 真 が優秀賞を受賞。

こちらのお酒を、先日乾杯酒ならびにディスペンサーにて提供しました。

 

次回の開催の要望を多く頂いておりますので、秋の酒の会を開催することができそうでしたら、メルマガにてお知らせいたします。

もしやるとしたら、少し変わった酒の会にしようかと考えております。

参加してみたい方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡ください。



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