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執筆者の写真月吉野 若林醸造

杜氏さん、LAへ行く<前編>

酒を造り始めた頃、「夢は海外へ日本酒を輸出すること」とよく口にしていました。

自分の好きなことと、仕事が重なるようなことがあれば楽しいだろうなと思ったからです。


幸いにもアメリカへの輸出が始まり、いざ渡米しようと思った矢先にコロナ渦になってしまい、そこから約4年。


とうとうこの日がきました。


LAへの出張です!


目的は、現地で取り扱ってくれている方々に実際に会うこと、自分の造った酒がどこで、どんな人に飲まれているかを見ること、そしてどんな雰囲気や料理と合わせて楽しまれているかを確認することです。



朝6時にLAXへ到着。朝焼けがとてもきれいでした。

今回はロサンゼルスを中心に、サンディエゴ、ラスベガスの3都市を巡りました。



情報が多すぎてここに書くのは難しいので、巡った場所をざっくりと紹介します。

(Instagramに詳細は載せているので、興味のある方はそちらをご覧ください)





私たちのお酒を置いてくれているレストランは、どのお店も料理がとても美味しく、ソムリエやバーテンダーの方々がきちんと商品の特徴を理解して、お客様へ勧めていました。


実際に造り手が来たということで、商品の内容や味について熱心に質問してくれる方もおり、自分の想いやお勧めの飲み方を伝えると、きちんと耳を傾けてくれたのが印象的でした。


そして、皆さんお酒をお客さんに勧めるのが本当に上手です。


「どのお酒がお勧めですか?」と尋ねると、味はもちろんのこと、合わせる料理や酒の醸造地、ストーリーまで含めて提案してくれます。


Moonbloomは日系の商社を使わず、現地のディストリビューターを通して販売していることもあり、日本食レストランだけではなく多様なお店に並んでいたのも、この出張を楽しくしてくれる重要なポイントでした。


日本食レストラン、といいながら、実際は中華やアジアンが色々混ざっているお店がほとんどで、刺身をそのまま食べるというより、フルーツ系や醤油、ポン酢などのソースに絡めて食べたりすることが多かったです。

ですので、あっさりした食べ物はあまりなく、基本的には味の濃い料理に合わせることが多い印象でした。

そういう点では、自分のMoonbloomの造り方は間違っていなかったんだなと安心しました。



ロングビーチにある、日本酒の聖地といわれているSAKE SECRETさんで単独のイベントにも参加しました。



こちらは日本酒の試飲イベントを定期的に行っているので、常連客は皆日本酒に詳しいです。

山廃純米酒をお燗して出してみたら、とても喜ばれてすぐなくなりました。

気候が暖かいロングビーチでは、お燗の習慣はあまりないようです。






一番左がグレッグさんという、このお店のオーナー。

他のガールズは、現地でMoonbloomを販売してくれているお姉さま達。

とっても頼もしいです。



LA、サンディエゴを周り、出張の後半はいよいよラスベガスです。

後半へ続く・・・・・








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