令和3年6月17日に、上田電鉄別所線が開業して100周年を迎えます。
3月に全線開通を果たし、6月に100周年記念とお祝いが続きますね!
これほど喜ばしい事もございませんので、若林醸造では100周年記念酒を製造し販売しています。
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台風19号の被害で赤い鉄橋が崩落し、その復旧支援をする商品を作ったのが一昨年。
その前からも、沿線の酒蔵として別所線とのコラボ商品や日本酒イベントなど、お互いに協力し地域を盛り上げる活動を行って参りました。
個人的にも沿線住民であることから、上田方面や別所温泉へ出かけるとき、学生時代の通学時、二年参り、初詣などなど、子供の頃から別所線を利用し、身近に感じていました。
100周年を前に、ある資料を発見。
上田丸子電鉄の合併創立10周年記念誌が母屋から出てきました。
この小誌の一部に、上田温泉軌道(株)という、現在の上田電鉄の前身について記述があります。(9ページ・10ページ)
上田温泉軌道の創業は大正9年1月5日。
読み進めていくと、創業時の役員名の欄に、なんとご先祖様の名前がありました。
2代目当主の若林万兵衛さんです。
文章に目を通すと、大勢で知恵や人脈、資金を出し合って、上田原駅から別所温泉駅まで開通に至った事が伺えます。
この2代目当主の方は、若くしてこの世を去られたとのことです。亡くなる数年前に、鉄道の発足に関わっていたことがわかりました。
鉄道を使って日本酒を運ぶ計画があり、そのために最寄りに駅を作り線路を敷いたとか敷かなかったとか・・・。
これを発見し、身近にあった鉄道の創業に実は自分の祖先が関わっていたことを知り、別所線開業100周年についてさらに想いが深まりました。
そこで、周年をお祝いすると同時に、日頃のご支援、ご愛飲に感謝し、当社では6月限定でご購入者向けの特典を企画いたしました。
令和3年6月1日~6月30日の期間、蔵元直売店もしくはオンラインショップにて一定金額以上お買い物をして頂いた方へ、別所線開業100周年記念酒を1缶プレゼントしたいと思います。
詳細は当社ホームページをご覧くださいませ。
今後さらに100年、当社も別所線と共に成長していけることを願い、また、会社としても体力を持ち存続していけるよう、努力したいと思います。
最後に、先日のNHKおはよう日本で放映された、当社母屋の鬼瓦を。
守り鳥のコムクドリです。(ただ瓦で巣作りしているだけ)
「萬」の字は創業者の名前の1部でもあり、商売繁盛の意味も込められています。